昨日は京セラドーム大阪まで野球を見に行ってきました。
中日対阪神。
そうクライマックスシリーズ、2ndステージへの進出がかかるこれ以上ないほど大事な試合。
勝てば日本一の可能性が残る、負ければシーズンは終了、まさに生きるか死ぬかの一戦。
出張で大阪にいることをいいことに、あるかどうかすらわからない第三戦をだめもとで購入。
これが当たりました。
一言で表現するなら、久々に熱く燃える試合を見せてもらった。
これが野球の醍醐味というかなんというか。
十年に一度の名勝負と言えるでしょう。
何度も負けを覚悟したし、結果負けていたとしても満足して帰れたと思う。
もちろん勝ったからこそ、めちゃくちゃに盛り上がったんだけど。(笑)
試合開始とほぼ同時に球場に到着。
席は三塁側にもかかわらず、まわりはほぼ全て阪神ファン。
球場全体でみても中日ファンはレフトにいる、まあ5%くらい。
完全アウェイトはまさにこのこと。
しかも阪神ファン、マジで声出すぎ。
話には聞いていたが、あの盛り上がりは、本当にすごいわ。
ある種異様な雰囲気が球場にある。
ぞくぞくします。
悪役は中日の得意どころ、そして自分も。(笑)
結果で黙らせろ!
試合は初回から荒れる。
先頭のビョンギュがいきなり死球で退場という波乱の立ち上がり。
しかし中日はこれを点に結び付けられず、その後もバント失敗を含め二つの併殺で先制機をつぶす。
一方の阪神も初回の赤星のヒット&盗塁を得点につなげられず、これまた鳥谷のオーバーランのアウトなどピリッとしない。
中日の先発は山本昌の予想を裏切り吉見、という影響もあったか。
そして中盤は一転、阪神岩田と中日吉見の次代のエース同士の投げ合い。
ほとんどランナーも出せないままに試合は進んでいく。
緊張からかたしかにいくつかのエラーもあったものの、その一方で両チームとも素晴らしいプレーでピンチを作らない。
生きるか死ぬかの一戦に不足はない。
そしてリリーフが安定している両チーム、一点勝負が農耕となった。
試合が動き始めたのは8回。
まずは8回表2死から中日落合監督は、好投吉見をそのまま打席に送る。
阪神サイドからは大きなブーイング。
しかし自分は冷静に吉見続投だと考えていたし、これが勝敗を分けたのではないかと思っている。
結果論ではなく、昨日の調子なら次の打席が回ってくるまで吉見に任せた方が失点する可能性は低い、とみていた。
それにランナー2塁か3塁にいればともかく、あの場面で好調の投手を下げて代打を出す意味はないでしょう。
そして8回裏1死から阪神岡田監督は、対照的に好投岩田に代えて代打檜山。
岩田は8回をわずか被安打1という圧巻の投球でマウンドを降りる。
この采配も間違いはない。
藤川の存在を考えれば阪神にとって8回裏以降の1点はほぼサヨナラの1点。
投手を打席に立たせる意味はない。
それにしても檜山に対する応援あの盛り上がりは、シチュエーションもあると思うがただただすごかった。
檜山は三振に倒れるも二死から赤星がライトへツーベース、そしてエラーも絡み一気に三塁へ。
中日としてはまさに絶体絶命の場面。
落合監督は当然吉見と心中。
ここは本当に息が止まるというか、負けを覚悟した。
しかし吉見は強心臓っぷりを見せつけ、関本を打ち取る。
これにはしびれた。
9回表、阪神は絶対守護神の藤川をマウンドへ。
これも当然。
2イニング押さえてその間にサヨナラというのがシナリオ。
藤川は一野球ファンとしてぜひ生で見たい投手であるが、こんな場面で見られるとは思わなかった。
一方落合監督はここで代打立浪を送り勝負をかける。
その立浪がこの日中日2本目のヒットをセンターへ放ち無死一塁。
これは果てしなく大きい、一振りで素晴らしい貢献をした。
そして明らかに藤川の調子はよくない。
代走英智は、バントでセカンドへ進むと、キャッチャー矢野の落球を見逃さずに三塁へ。
これもまさにプロというプレー。
ボールを見失ったとはいえ、ホームベース付近に落ちている。
よほどの自信と度胸がないとあれは走れない。
中日はついにこの試合初の得点機。
しかもヒットはいらない、犠牲フライ、下手すりゃ内野ゴロで決勝点という場面。
もらったと思う。
しかししかし、一番期待の森野が内野フライに倒れ、ツーアウト。
無得点に押さえられて流れは一気に阪神、サヨナラという嫌な流れが頭に浮かぶ。
4番ウッズは中途半端なスウィングでツースリーへ。
正直あまり打てる気はしていなかった。
何が起こるかわからないのが野球ということか。
その次の球を強振すると、打球は一直線にレフとスタンドへ。
あの時間にして数秒間の球場全体の沈黙は忘れられない。
それほど阪神にとってはありえない一発、まさに呆然。
当然中日にとっては狂喜乱舞の一撃。
しっかりとガッツポーズ。
9回裏は宇宙の法則のごとく、吉見に変わって神こと岩瀬。
何食わぬ顔でいつも通り3人を打ち取って試合終了。
中日ドラゴンズが二年連続でクライマックスシリーズセカンドステージに進出を決めた。
阪神も最終回の攻撃がクリーンアップの3人だったことを考えれば悔いはないというか、あきらめはつくというか、あきらめざるを得ないんじゃないだろうか。
そして藤川を出して打たれ負けたのだから。
最初に言ったように両チームとも力を出し切った本当に素晴らしいゲームだったと思う。
本当に勝負を分けたのはほんのちょっとしたところ、もしくはサイコロのような運だったかもしれない。
たとえ中日が負けていたとしても、同じことを言っていたと思う。
この試合を生で見れたことは幸運であり幸せだった。
それだけの価値がある一戦、間違いなく近年屈指の名勝負。
- 2008/10/21(火) 23:52:18|
- Remember the 勝負
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